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シリーズ「音楽のジャンルについて」

-雅楽-

皆さんはアイドルグループ「嵐」の「ジャポニカ」というアルバムを知っていますか?
という切り口で女子高校生相手の講演会をするという東儀秀樹さん。
「雅楽」といういかにもとっつきにくい音楽の専門家で、篳篥(ひちりき)と笙(しょう)という楽器でその嵐のアルバム「japonism」3曲目の「君への想い」で参加しているそうです。宮内庁の、代々受け継がれる楽師がなんでポップス?パフォーマンス?
そんな程度にしか思っていませんでした。

デビューして早20年。その東儀秀樹さんの「伝統文化の継承と新たな発展」と題された講演会に触れる機会がありました。もちろん、生東儀に生演奏、かなり期待して行ってきました。
講演を聞き終える頃には某ネットショップで彼のCDを全部カートに入れて買ってしまいたい衝動を抑えるのが大変でした。

小学校の授業に英語が取り入れられ、オリンピックに備えて国民の英語力向上に努める姿勢に異を唱える。
ここから始まった講演会は、実に地球規模の話。

雅楽は1400年前にシルクロードを経て、篳篥などの楽器伝わって入ってきたのが始まり。現代に至っています。さらっと書きましたが、伝わってきた当時のままの姿を今も残しているのは日本だけなのだそうです。
シルクロードを西に向かった同じ楽器は、オーボエとなり、クラリネット、サックスと発展していきました。東に向かった楽器は、日本の宮廷によって守られたのです。これが現在の宮内庁楽部なのです。
笙は天から差し込む光(光の音)を表し、篳篥は地上にこだまする人々の声(地の音)を表し、天と地の間を縦横無尽に駆け巡る龍を表したのが龍笛(空の音)の3つの楽器。
東儀秀樹氏の活躍で、これらの楽器の音はかなり身近に触れることができるようになりました。CMでもよく使われていますね?
東儀氏は、これらの楽器の、西洋諸国のような発展を願って今の活動をしているわけではなく、このままの形を残そうと、日本の音楽に根付かせようとしているのです。
でも、今まで守ってこれたのだから、これからも宮内庁で守ればいいんじゃないの?
それがそうはいかないのが問題もなのです。

小学校に導入されている英語の授業。
外国人は、日本人がいくら英語を話すことができても、日本人と英語を話しに来るのでしょうか?外国人はいったい何のために日本に来るのでしょうか?
東儀氏はそう問いかけています。
皆さん、なんだと思います?
外国の方って、かなり日本の事を知っているんです。ポケモンだけじゃないんです。ウエスト・サイド・ストーリーの作曲家・指揮者のバーンスタインは、指揮者の小澤征爾氏に問いかけました。
「禅とは何か?」
「間とは何か?」
英語は話せても、聞かれたことに応えられなければ会話にはなりません。
だから、オリンピックに備えて、英語の時間の代わりに、お茶や華道などの日本の文化に触れる機会を増やした方がより国際的に役立つと彼は言っているのです。
講演会での話はここまでですが、宮内庁が守り切れない雅楽の問題とはいったい?
それはまた次のお話に。

投稿者 : 斗知浪

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